

大劇場遠征を無事に終えて
横浜に戻ってきました。
『fff-フォルティッシッシモ』
とても味わい深い作品でした。
ベートーヴェンの人柄がどうのこうのという話ではなく、
不幸をパワーに替えて
いかにして曲を作りあげていったのか、
人間の持つ生き抜くチカラとはなんなのかということを
ベートーヴェンの生き様になぞらえて提起している、
そんな作品でした。
非常に抽象的というか、精神性というか、哲学的な
エリザベートでいうトート閣下みたいな、
いわゆる「概念」がキャラクター化されているので
観る者は思慮深さが必要になる。
ストーリーを追ったら多分ダメなんだと思う。
ぶっちゃけ、一回目の観劇は
「???!!('ω')」みたいな感じでしたよ(←)
頭が良過ぎるんです、脚本が。
(そういうウエクミ感がたまらなく好きなんですが)
考えるより感じろ
という一筋縄ではいきません。
「あれはなんだったのか・・・」
考えることから逃れられない、そんな作品。
いわゆるスルメ系に近いのかもしれない。
でもトップコンビ退団公演だし、チケット難だし、
スルメはずっと噛み続けられないのが現実。
なので
1回の観劇のみあるいは数回しか観られないという方は
「人間の生きるチカラとはなんなのか」
というテーマ、視点を持って観劇にのぞむといいかと思います。
東京でももちろん観たいので、
チケット取り、ガンバリマス(´ー`)
『シルクロード』
ザ・アラビアンといった感じでした。
生田先生攻めたなぁ。
わりと好みが分かれるショーのような気もします。
ストーリー性が強いところは
芝居を描いてきた生田先生ならではの構成だなと。
第一印象は
歌って踊ってアゲアゲの
極彩色のインド映画みたいだなって思った(爆)
プログラムの解説がまた生田先生色満載で
非常に読み応えがあります(笑)
ってかあんなシーンやこんなシーンがあって
生田先生の性癖が盛大にさらされていて
なんだかこちらが恥ずかしくなったけど(大爆)
それをやってる望海さんはかっこいいので
そこで全て丸く収まるw
サヨナラ公演色は全体的に薄めな印象。
燕尾とかデュエットはあるけど
このショーに無理くりねじ込んだ感があって
個人的にこの点は微妙でした。
ここはストーリーとは離れて
単独の場面として楽しむ、サヨナラに浸るのが正解かな。
とりあえず盗賊姿の望海さんがプロローグから
カッコよすぎる(黒い衣装が好み)
そして
生田先生→→→望海さん
の→が強すぎるので(笑)
とりあえず先生ありがとうって感じ(←)
まとめ
個人的には芝居、ショーともに
もっとサヨナラ感強めのものが観たかったというのがありますが、
とにかく雪組がまとまっていて
みんな生き生きとしているので、
こんな状況の中でそれが観れること自体に
感謝の気持ちでいっぱい、満足。
観劇できたことをありがたく思いながら
日々感謝、日々是精進していきたいと思います(´ー`)