最高峰の舞台美術と舞台装置(機構)
宝塚の作品と切っても切り離せないのが
舞台美術とハイクオリティハイスペックの舞台装置です。
セリ(昇降装置)や盆(回り舞台)などを駆使して繰り広げられる
迫力満点の演出は圧巻です。
舞台美術
和物、洋物それぞれに合わせた背景や、
額縁舞台(プロセニアムアーチ)の縁を彩った美術は
開演前からワクワクさせてくれます。
舞台装置
上記で記載したセリや盆を使ってお城や宮殿内、外庭、森などなど、
たくさんの場所を表現し、とにかく場面転換が早い。
装置の表と裏を別の場面仕様にして、反転すると別の場所が現れる!
といったサプライズ要素もたっぷりあって見どころ満載です。
銀橋(ぎんきょう)
舞台からせり出しているエプロンステージです。
客席からみて本舞台の手前にオーケストラボックス、さらにその手前にある
半アーチ型の細めのステージが銀橋です。
(その昔、銀橋と「金橋(きんきょう)」というものが存在していたが、
金橋がなくなり、銀橋だけが残ったらしいのでその名残で今も銀橋呼びとなっている)
この銀橋に生徒が出てくることでより迫力のあるパフォーマンスを
体感することができます。
(銀橋に組み込まれているライトも色のバリエーションがあってきれいです)
大階段(おおかいだん)
段数は26段。幅はなんと23センチ!意外と狭いのです。
宝塚といえば大階段ですね。この大階段は主にショーの終盤で使用されますが、
なかにはショーのプロローグ(始まり部分)や
お芝居の中でセットの一部として効果的に使われたりします。
個人的には、こんなに高くて幅の狭いところで
縦横無尽、時にはナナメ移動をなんなくこなしている生徒たちが
信じられません!(遠い目)